みなさまいかがお過ごしでしょうか。
管理人のかざひなです。
どこか景色のいいところや感動したものがあったら、その時の見たものを収めようとスクエアのスケッチブックを使っています。
そして思った。
なんかこのサイズ感のスクエアタイプのシステム手帳が欲しい!!
しかしですね、探せど探せど見つからない。
Twitterのフォロワーさんが画像を上げているのを見つけて「これだ!!」と思ったのですが特注ときたもんだ。
うーん…これは…作るしかないよね!!
ということで、作ってみました。管理人の手帳が完成するまでの工程です。
サイズを決める
システム手帳を作るにあたってサイズを決めなければなりません。
手帳にはたくさんのサイズがあります。
管理人はもうすでにイメージがついていたので、ここに関してはそんなに悩むことはなかったです。
- 形:スクエア
- サイズ:12cm角ぐらい
- 厚み:2cm以内
この時点で使えるリフィルとかそういうのは一切考えていませんでした(馬鹿)
でも、この形で欲しいのでとりあえずそのまま次の作業に進みます。
サイズに合うシステム手帳用のリングを探す
そもそもシステム手帳のリングだけっていうのは一般に手に入るのかね。
そんな思いで検索をしていたら、普通に売っていた。
しかも楽天でも売っている!やったー!
ただ、どれが良いんだろうか。
システム手帳のリング界にも安心と信頼のメーカーというものが存在するようで。
有名なシステム手帳は大体がクラウゼ社のものを使っているようです。
クラウゼ社のサイトとかあるのか調べてみたものの、管理人の力量では探すことが出来ず。
ただ初めて作るし失敗したら嫌なのでめちゃくちゃ安いのが良いなぁと思い、800円ぐらいのを買いました。
ちなみにサイズはM5というものです。
6穴だと12cm角には出来なかった。
システム手帳のバインダーのサイズって悩みますよね…
保管用だと厚い方がいいし、持ち運びするなら薄い方がいいし。
管理人は使い切れるかどうかも分からないし、持ち運びしてもあんまり重くならないように19mmのサイズを選びました。
スケッチブックの厚みも同じぐらいだしね。
型紙を作る
大体のイメージがついたら型紙を作ります。
今回は青い革と金色のバインダーを使いました。
工作用紙はダイソーで買いました。
作ろうかなぁと思っているサイズより大きいサイズを選んだ方が失敗してもなんとかなる!
大は小をかねるとはこの事。
リングにリフィルを通してサイズを確認する
まずはリングを置いてリングの幅に印をつけます。
ここが起点で12cm角ぐらいな感じで作れたらいいなぁという願いを込めて印をつけます。
そうしてリング脇のサイズを測ります。
手帳を閉じた時にはみ出たら嫌なので、使う予定の大きさのリフィルをリングに挟めた状態で、リングの中心をずらさないようにそっと横に倒して印をつけます。
手帳を閉じるとリングが真横になるからね!
リングを横に倒して、少しリフィルを引っ張ってみる。
ここが最長の位置だから、ここよりも広く作る。
倒した位置から12cm測って線を引き好みの余白具合を確認します。
型紙を切る
ちなみにカッターは切れ味を確認してください。切れ味が悪いと真っ直ぐ刃が引けずガタガタになります。
リング留めの位置を決める
次にリング留めの位置を決めます。
リングを置いて留め具をつける穴に向かってえんぴつで上手く出来るように願いを込めてえいっえいっと押し込め印をつけます。
本当はね、留め穴の距離は測った方がいいよ。でもめんどくさいじゃん。
留まればいいんだよ、留まれば。
ただし中心がズレると全てが曲がるので、中心線だけは引きました。
そして、それを写真に撮るのを忘れたという…まだまだだね。
印をつけたところに留め具と同じ大きさの穴を開けます。
さぁ、どうすりゃいいのか、ポンチの大きさ問題。
管理人は留め具に対して大きすぎるとぶかぶかになると考え、実際のサイズよりも小さい方のポンチサイズを選びました。
というか、自分が買ったポンチには5mmがなかったのよ…
今回は4mmを使って穴を開けました。
ちなみにちゃんと真っ直ぐ線を引くなら差金が便利です。
いろんなサイズがあるので、作る予定のサイズよりも大きいものを選んだ方が良いですよ。
これなら定規二つなくてもきっちり垂直に線が引けるね!
線を引くだけでなく、切る作業がある場合はステンレス製など傷が付きにくいものをお勧めします。
プラスチックや樹脂だと、カッターが定規に向いた時にえぐれた傷が出来て作業に支障が出てしまうからね。
これで型紙の完成です。
もう9割完成したね!型紙が出来ればもう出来上がったも同然。
革を切り出す
革に型紙を当てて革を切り出します。
革なんてカッター(100均一仕様)で切れるのか?革包丁なくていいのか?と不安になりましたが、以前Twitterのフォロワーさんが、「トラベラーズノートの革をカッターで自分が使いやすいサイズに切っちゃいました!コツは迷いなく思いっきり切ることです!」と教えてくれたので、真似して一思いに切ってやりましたよ。
1mmは思ったより切りやすかったです。
今回は1mmの革を使いました。リングの留め具によって何mmまでの厚さが対応しているのか書いているので絶対確認してください。
そして本当はコバ処理をした方がいいのは分かっている…が、今度ね今度。
穴を開ける
リングを留める穴を開けます。
ポンチをハンマーで叩いて開けるのが一般的だと思うのですが、そんなトントンしたら家中に響いちゃうじゃないですか。
どうにかハンマーを使わないで穴を開ける手はないか…
調べた結果、こんなものを発見しました。
ただ押し付けてるだけで穴が開く。
ちなみに型紙もこのポンチを使いました。
コツは穴を開けたい面にポンチを垂直に置き、垂直に力を入れること。
念のため部屋で扉を閉めて穴を開けました。
思ったよりジャコンっと大きい音が出て、ヒヤッとしましたが家族はあまり気にしてないようでした。
切り取った革に型紙を載せて、穴を開けます。
型紙は一回で穴が開いたけど、革は2〜3回押し付けないと開けられなかった……
屈強な腕だったら一発でいけたのかな…
リングを取り付けて完成
最後にリングを取り付けます。
ドライバーでクルクルと。
家にあるマイナスドライバーで良いと思います。
最初からドライバーで締めるというよりは、ある程度までは指でクルクルと締めていく方がスムーズに取り付けが終わります。
片方ずつ締めるのではなく、両側をバランスよくクルクルと。
片方ずつ締めてしまうと均等にリングを取り付けることが出来なくなったり、もう片方のリングの穴がズレていた時に修正しづらいです。
完成
どうよ!!
横にしてもリフィルがはみ出ない!!
初めてにしては良いんじゃない!?(自画自賛)
ちょっと色味が悪いけど!光のせいだから!!
…撮るレベル上げるようにがんばります…
ちなみにサイズ感はこんな感じ。
大満足ですね。
- イメージはざっくりでもラフ画を描いた方が型紙に落としやすい
- 革を切る時は躊躇うとコバがボサボサになる
- 床面が処理されているものの方が作りやすい
- 留め具がネジタイプはリング径よりも少し小さめが良い
- 今回の作り方だと背表紙がすぐ開く
次は少しレベルを上げて作ってみたいなぁ…
なんせあと2つリングがあるしね!